子育てあれこれ

出産・育児・ぼやき

哀しみのエビ

2日前の日曜日、旦那と息子が近所の川へ行き、エビ(たぶん、ミナミヌマエビ)と、ザリガニのこどもと、恐らくカワトンボ系のヤゴを連れ帰りました。


私は(産前産後は顕著に)、対象に感情移入してしまうので、生き物を飼うのが苦手です。
過去に金魚やメダカ等を上手く長生きさせられず、後悔しています。
哺乳類など飼って、虹の橋を渡る日が来たら、気が狂いそうです。

なので、例えば捨て猫が来てしまい、どうしようもなくてそのまま飼う、ということはありえなくもないですが、進んで飼うことはまず無いです。


旦那は、今回のように生き物を取ってきて、家で世話をするのは、良い思い出になるというし、子供の成長にも良いのではないかと言います。

分かります。
生き物を観察したり、世話をしたり。
観察力や、情緒の発達にも、良い影響を与えると思います。


でも、昨年の夏にとってきたカブトムシやクワガタ、エサやりは殆ど両親にやらせてました。
今回は、飼うための準備もなにもしていません。


ヤゴは生きたエサしか食べない。
ザリガニも、今は良くても大きくなるし、エビたちとは一緒に飼えないです。


ザリガニは特定外来種? なので、本当はキャッチ&「リリース」はいけないこと…だと思うのですが…ザリガニとはいえこどもの命を奪うのはどうしても忍びなく、ザリガニがたくさんいることで有名な川へ行って貰いました。
ごめんなさい。


エビは、以前メダカを飼っていたときの道具で飼えるかと思いました。
エアレーションがないので、旦那が水草を買ってきて、一晩水につけた後、水槽に入れてあげたのですが、農薬がまだ残っていたみたいです。
エビたち、次々に弱り、死エビも出てしまいました。


産後の私の豆腐メンタル崩壊しました。
エビのなかに、卵をたくさん抱えたお母さんエビがいたんです。
可哀想に、天を仰いで、足をバタバタさせていました。
子供のために必死に生きようとしているのでしょうか。
その姿を見るだけで、泣けてきます…


屋外で過ごしていたヤゴとともに、慌てて元いた場所へ戻すことになりました。


旦那は熱帯魚を飼っていたくせに、エビが水草の農薬に弱いことさえ、知らなかったのでしょうか。
私は激怒しました。
メロスよりも断然嫌らしく責め立てました。
もう離婚されてもおかしくない勢いです。


勢いあまって息子にも、生き物を気安く持ち帰ってくるなとも厳命してしまいました。


息子は反省したんだかしていないんだか、よく分からない反応をしていましたが、
今晩寝る前になって、
エビ、ヤゴ、飼いたかった。
自分が悪いんだ、と言って号泣しました。


ちゃんと準備をして、迎えてあげようね。
と言葉を掛けました。
無惨に転がる弱ったエビの姿を見て動揺し、責めすぎた、と反省しました。


周りのお母さん方を見ていると、子供がバッタやカマキリ、蝶々をいたぶった結果死なせても、叱る様子はありません。
蟻を踏み潰したり、ミミズを千切ったりしても、さほど怒りません。


でも、私は怒ってしまうんです。
蟻さん可哀想だよ、とっても痛いよ、どうしてそんなことするの? って言ってしまう。


どっちが正しいのかな?
小さい頃に、昆虫をいたぶった経験があるからこそ、成長してからはそんなことしなくなるという人もいる。


今回は対応にとても悩みました。