子育てあれこれ

出産・育児・ぼやき

切なくて、愛しい

発言小町の「子育て……、せつなく 愛しい」というテーマの投稿が好きで、何度も読み返していました。もう15年前の投稿なので、あそこに出てくる子どもたちは、もう大分大きくなったのでしょうね。


と、いうのも、私が住む界隈には、専業主婦の方が多く、特に、息子と同世代の男の子たちは同じ幼稚園に通っており、幼稚園組はとても仲が良いのです。

小さい頃から(今も十分小さいけど)、幼稚園組の男の子たちと、息子の間には、傍目に見ても大きな溝がありました。

普段は、生活の時間帯が合わないので、あまり感じませんが、土日や夏の夕方、そして育休中の今は、どうしても顔を合わせることになります。

今日も、保育園からの帰り、幼稚園組が、大きなプラスチックの銃? のようなものを振り回しながら、自宅前の道路で「たたかいごっこ」をしているところへ遭遇しました。

息子は、仲間に混ざりたいようで、少しずつ、距離を縮めていきます。
そして、どうも「仲間に入れて」と、言ったようですが
(母は遠くから見ているので、よく聞こえない)、
「武器を持ってない人は入れませーん」という、男の子の声が聞こえてきました。

それでも諦められない息子は、男の子たちの周りを、羨ましそうに、ぐるぐるぐるぐる回ります。
母親としては、仲間に入れて貰えないことに、切なさと、これから同じ小学校に上がったとき、どうなるんだろう……と、不安を覚えてしまいます。

早生まれな上に、妊娠高血圧のせいで低出生体重児で産まれ、5歳になる今も、平均よりかなり小柄です。
同い年の男の子からも相手にしてもらえず、
追いかけっこではいつも鬼の役割をさせられたり、
(誰より走るのが遅いので捕まえられない)、
何言ってるのか分からないと言われたり
(半分空想の世界に生きてるから……)、
相手にされずに無視されたり、
私もそんな息子の姿を見ているうちに、たまらなくなり
「もう帰ろう」
と言うこともしばしば。
なるべく、近所の男の子たちと会いたくないな、と、悩んだこともありました。

でも本人は疎外されてるって思わないから、私が声をかけても、帰りたがらずに泣くんですよね。

他のみんなは、バイバイしても、また明日遊べるから、母親が促すと、素直に帰るけど、誰よりも息子は帰りたがらない。
周囲から、受け入れられてないのに。
いや、今思うと、受け入れられていないからこそ、もっと長く時間を過ごして、仲間になりたいと思っていたのかも知れませんね。

でも、今日は、そんな彼の粘り勝ちでした。

ずーっと、男の子組の周囲をうろうろしているうちに、徐々に人数が減ってきて、残った男の子二人の仲間に入れて貰えたのです。


やったね。
小学生の男の子にボールをぶつけられながらも、走り回って、楽しそうにしていました。


ご近所とはどうにも馴染めていない彼ですが、保育園では、1歳児から入園してもう丸4年、同じクラスで過ごしているので、周りのお友だちとは仲良くしているようです。たぶん。
ママ友がいないからよく分からないけど。


まだ平仮名の書き方もおろか、読み方も覚束ないところがあり、小学校に馴染めるか心配ですが、息子には小学校生活がすべてではない、ということを言い続けていきたいです。
(★来年はまだ年長です)




世界はとっても広いんだぞ!!