はじめてのおてがみ
産休明け(年明け)から、上の子の送迎を再開したのですが、そこで初めて気がついたことがありました。
女の子のお手紙ブーム!!
女の子、と書いたものの、最初に
「おや?」
と、思ったのは、
登園のとき、担任の先生宛にお手紙を用意している男の子がいたんですよねー。
その子も、うちの子と同じ、早生まれの子。
保育参加で一緒に過ごしたときには、(全く人様のことは言えませんが)ちょっぴりマイペースな子なのかな~と感じていました。
が、しかし!
しっかりひらがなを書けていることに驚き。
先生が喜んで受け取ってるのを見掛けて、それもまたビックリ。
数日後、降園時間がいつも同じになる女の子が、帰る前に、他の女の子のカバンに、いそいそと何か入れてるんですよ。
目を凝らしてみると、どうも手紙っぽい。
息子に、お手紙流行ってるの? と訊いたら、女の子に流行ってると教えてくれました。
へーーーー!
自分が幼稚園のときは、お手紙なんて書いたかなあ……。
新聞紙を丸めて、かたーーい剣を作るのに凝っていた記憶はあるのですが、手紙を書いた記憶は無いなぁ。。
さらに数日後。
息子が
「ティーダくん(仮名)が、明日、自分に手紙を書いてくれるって!!」
と、喜びながら、報告してくれました。
翌日、お迎えに行くと、
息子は早速、リュックサックのポケットから、畳まれた折り紙のお手紙を、嬉しそうに差し出してくれました。
どれどれ、一緒に開いてみると……
「ユウナちゃん(仮名)へ。大好きだよ」
……って書かれてる……。
「お兄ちゃん。これ、ユウナちゃんって、書いてあるから、間違えてるみたい」
って、思わず、そのまま事実を言っちゃったら、息子、泣いて拗ねてしまった。
そうだよね。
せっかく、初めて貰ったお手紙、嬉しくてママに見せてくれたのに、違う人宛てだったなんて、悲しいよね。。
そこへ、ちょうど通りがかったティーダくん。
「まちがえちゃったんだよね?」 って訊いたら、恥ずかしそうに、うなづいて、去っていきました。
わたしも泣いている息子を前に、ちょっと焦りぎみだったと思います(^^;
いつもながら、大人げない。反省。
まぁ、何とか息子をなだめすかして、間違った宛名のお手紙を、持ち帰りました。
息子は、キラキラのパールシールが貼られているのがいたく気に入ったものの、宛名が違うことにショックを受けていました。
3日後、たまたま、ティーダくんのお母さんに遭遇。
開口一番、
「ごめんねえ」って謝られました。
ティーダくんは、ちゃんと約束のとおり、うちの息子にもお手紙を書いてくれていたのだけど、渡す相手を間違えていたようです。
全然、誰も悪くないんですけどね。。
気を遣わせて、かえって申し訳ないです。
結局、後日、ユウナちゃんと、お手紙を交換したのですが、戴いた手紙には、キラキラシールは付いていなくて、がっかりした息子なのでした。
そして、息子には更なる悲劇が……
まだひらがなが書けないにも関わらず、スパルタ母親に、返事を書かされ、大変なストレスを掛けられてしまいました。ひぇー。
書けないものは書けないので、母親の文字の上をなぞらせる、ということになりましたが。
……お手紙って大変ですね。
そんなわけで、おてがみデビューが、ほろ苦いものとなった息子が、流石にちょっぴり不憫でしたので、
今晩、セリアで購入した、彼が大好きな「仮面ライダーゼロワン」の塗り絵に、とびっきり大きな宝石シールをつけたお手紙を、スパルタ母親が用意しておきました。
明日の朝、喜んでくれるといいな。