出産はみんな大変

前の出産でMFICU(母体胎児ICU)に入院したとき、相部屋の女性がたぶん、帝王切開だったみたいで、傍らにお母様がずっと付き添っていらした。
(わたしは鎮静剤を点滴されていて、うとうと寝ていたので、雰囲気的にそんな感じを察していた)

女性は、手術後から、病室から200メートル程離れた新生児室に行くために、お母様に心配されながら、ベッドから起きて、歩いて行こうとしていた。

お母様「大丈夫なの？ そんなに無理しなくても良いんじゃない？」
ご本人「でも行かなきゃ。いつまでも歩かないわけにいかないし。いたたたた……」

って、感じの会話をしていた気がする。
かなり傷を痛がっていらした……寝ているときも、微かにうなり声を聴いた気がする。

当時は私も、様々なモニターがくっついていて、特に血中酸素飽和度がよく下がるものだから、アラームがピーピーピーピー鳴りっぱなしで、特に夜中は凄くご迷惑をお掛けしたかと存じます。。
申し訳ない。。

とにかく、その相部屋の女性のご様子から、帝王切開は痛い！！ 術後凄く大変！！！ というイメージがあった。

でも、帝王切開って、母体側の出血リスクは高くなるけど、胎児にとっては、経膣分娩よりも安全なんだよね。
狭い骨盤通らなくて良いから、頭蓋骨変形させたり、身体を旋回させたりしなくて良いし。
すぐに取り出されるから、心拍や呼吸状態が低下する恐れも少ない。

だから、帝王切開でご出産された女性たちは、自分のリスクを省みず、赤ちゃんのために、文字通り身を削って産んだ……本当に素晴らしいことをしたのだ、と思う。

って、私も術後に思えると良いな。