子育てあれこれ

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保育園に落ちなかった日本しね。

2016年に衝撃的なインパクトを与えた【保育園に落ちた日本死ね! 】問題から6年経って、私の周りでは、待機児童問題よりも、いかに育休を延長するか? ということに頭を悩ませるお母さんたちが増えたように感じます。

保育園 落ちたい 育休延長 等の検索をすると、ずらりと解説のページがヒット。

 

そもそも、会社によって3年まで育休が取れる企業もあれば、1年と定めているところと、まちまちです。 でも、これはもう、入社した企業がたまたまそのような福利厚生の制度だったから仕方ない。土日祝休みの会社もあれば、不定休の会社もあるし。自分の子供には、福利厚生で会社を選べと、口を酸っぱくして言うつもりです!!!   

 

待機児童問題の根本的な解決ではないですが、保育園に入園できないことによる離職者を出さないよう、2017年に育児介護休業法が改正になり、一定の条件(要は保育園に落ちた場合)を満たした場合に、2年まで育休を延長することが法律的に可能になりました。

 

大前提として、保育園は4月が一番入れます。

法律改正前は、1歳になる4月には必ず入園しないと、雇い止めになってしまう、と、焦っていた家庭も、2歳になる年の4月入園を目指すことが出来るようになったのです。

特に、7~9月生まれの赤ちゃんたちは、今まで1歳になる年の4月に入園となると、7~9ヶ月前後での入園でした。従来の法律では育休は1年半までしか延長出来なかったので、保育園に入りやすい年度始めの4月に入園させるには、どうしても0歳で入れるしかなかった。

それが、もしも1歳のお誕生日の前日に保育園に申し込みをして、落ちていれば、翌年度の4月まで育休を延長出来る。

7月生まれでも、1歳の4月(1歳9ヶ月)で、保育園に入園させて、それから復帰すれば法律的にオッケーになったのです。

なので、我が子の成長を少しでも自分の側で過ごさせたいと思うお母さんたちは、最長2年まで育休延長させよう! と、

志望する保育園の数を少なく書いたり、

中には、確実に入れない保育園だけ書いたり、

わざと一部の書類を提出しなかったり、

保留願いを提出することで、確実に落ちる手段を講じる方もいらっしゃいます。

↑こういった手段を窓口で説明してくれる保育課さんも、優しいような、ちょっと方向性が違うような…。??

 

数ヵ月~半年くらいの期間の違いが、この月齢の赤ちゃんには、ダイナミックな変化をもたらします。

1歳~2歳の間には、立ち上がり、歩くようになります。自我が芽生えて、意思を主張するようになります。

少なくとも、立って、歩くようになるまで、毎日赤ちゃんの側にいたい。

こう思う親がいても全然おかしくない。(もちろん、自分の仕事にはやくもどりたい!と願う親がいたって全然おかしくないんですけどね)

 

私も出来ることなら、1歳半くらいまでは、一緒にいたかった。でも、保育園、入れちゃうんだもんなぁ。ありがたいことですよねー。自治体の努力があってこそです。入れたくても入れない親御さん、いるなかで、私がどんなにバカなことを言っているかも分かってます。

でも、2年休むお母さんたちを横目に、我が子を11ヶ月で入園させて仕事に戻るのは、どうしてもわだかまりがあるのです。